2004

パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー

2004
2004年はパヴィヨン・ブランにとって偉大なヴィンテージです!夏の天候条件は全体的に好条件でしたが、極端に暑いというわけでなく、ソーヴィニヨンはゆっくりと完璧に熟度を進めることができました。なおかつ、香りのフィネスと酸味のポテンシャルはしっかりとな保たれています。収穫は急ぐことなく太陽の下で3度に分けて繰り返し実施しています。まるで夢のような環境でした。たくましさとはつらつさとのバランスがこれほど素晴らしいヴィンテージはこれまでも極めて珍しく。2004年には2001年の余韻、粘性、勢いがあります。加えて、アルコール度数14.5度のワインにこれほどまでの繊細さとみずみずしい味わいを感じるというのも驚きです。おそらく今熟成のピークに達しているでしょうが、急いで飲む必要もないでしょう。(2018年10月)

Margaux

気象条件

かなり遅い発芽の後、春は涼しくむしろ乾燥した。その後時期の早い乾燥が訪れ長い間続き始めた一方で、気温は5月末頃に再び上昇した。つまり開花は素早く、結実は完璧に上手く行き、豊作に関する私たちの予測を裏付けた。夏は「正常」で、暑さ、涼しさ、雨、乾燥に関する何の特筆すべき特徴も示さなかった。8月の終わりには、偉大なヴィンテージの見込みを含め、すべてが依然として可能だった。


9月は暑く乾燥し、よってそれはボルドーではよくあることだが決め手となった。すなわち、すべてのセパージュは正常で完璧な成熟に至った。(10月1日の収穫)