晩秋には白ワインにとっても偉大なるヴィンテージを生み出すのにもってこいの好天が続きました。赤ワイン同様、１９８２年と肩を並べる品質です。
シャトー・マルゴーのパヴィヨン・ブランの優良ヴィンテージワインには、ボトルの中で品質を向上させるポテンシャルがある、１９８３年はまたしてもこのことを立証して見せました。みずみずしさと複雑性は今でも素晴らしい状態です。（２０１８年10月）
Margaux
気象条件
とても雨の多い春に続いて6月は、暑く乾燥した気候となり、開花にとって絶好のコンディションでした。夏は暑く湿気が多く、ほぼ熱帯気候のようなもので、ブドウの成長過程においては厳しい状況となりました。9月10日から収穫の終わりまでは、とても日差しの多い好天に恵まれ、そのおかげでブドウは素晴らしい熟度に達しました。（収穫は9月29日）