1989

パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー

1989
パヴィヨン・ブランの最高のヴィンテージに数えられています。ソーヴィニヨンはベジタル系のアロマが品種特有の香りとは言われますが、この品種がそれ以上の香りを生み出すに十分なレベルの素晴らしい熟度を進めることができた恐らく初めてのヴィンテージでしょう。さらには1989年ヴィンテージから、白ぶどう区画に対する収量管理を厳格化。以来、30ヘクトリットル/ヘクタールの基準が守られています。このような低収量での生産が、天候さえ許せば、凝縮性と熟度の高いぶどう栽培を可能にします。今日、パヴィヨン・ブラン1989年は紛れもなく熟成の頂点に達しており、素晴らしい味わいです。数年後もとても美味しく飲める状態にとどまるとは思いますが、とにかく今飲むようにおすすめします。(2018年10月)

Margaux

気象条件

1989年はブドウ栽培について時期が早くまた収穫量が少ない並外れた年として誰の記憶にも残っている。開花、そして色づきと成熟は、特に暑く乾燥した、模範的な条件で行われた。言結局ブドウの収穫は、一日も雨にはあわなかった。つまり最後の日まで。1989年は、夢のような年だった。(9月11日の収穫)