1988

パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー

1988
パヴィヨン・ブランの最高のヴィンテージに数えられています。ソーヴィニヨンはベジタル系のアロマが品種特有の香りとは言われますが、この品種がそれ以上の香りを生み出すに十分なレベルの素晴らしい熟度を進めることができた恐らく初めてのヴィンテージでしょう。さらには1989年ヴィンテージから、白ぶどう区画に対する収量管理を厳格化。以来、30ヘクトリットル/ヘクタールの基準が守られています。このような低収量での生産が、天候さえ許せば、凝縮性と熟度の高いぶどう栽培を可能にします。今日、パヴィヨン・ブラン1989年は紛れもなく熟成の頂点に達しており、素晴らしい味わいです。数年後もとても美味しく飲める状態にとどまるとは思いますが、とにかく今飲むようにおすすめします。(2018年10月)

Margaux

気象条件

非常に穏やかな冬の後で、春は湿度が高く、6月と7月の初めは、特に雨が多かった。それから7月中旬から9月の終わりまでは、暑く非常に乾燥した。ブドウの収穫の始まりにいくらか弱い雨が降ったが、収穫は、素晴らしい条件で行われた。(10月3日の収穫)