2000

パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー

2000
夏の間ずっと暑く乾燥した、それでいて過度になることのない天候が続きました。もちろんソーヴィニヨンは完璧なレベルにまで熟度を進めましたが、1999年や2001年ほどの凝縮あるいは卓越した熟度にまでは達しませんでした。この差は何が原因だったのかわかりません。天候条件が果実の成熟に与える影響についてはまだ解明されていないところもあります。パヴィヨン・ブラン2000年は香りのエレガンスが印象的なワインです。瓶詰めから20年を経て、真の複雑性を得た状態です。少々凝縮には欠けるかもしれませんが。待ちすぎないように飲むべきワインです。(2018年10月)

Margaux

気象条件

暑く雨の多かった4月と5月は、べと病の早い時期の発生を促し、それは夏の非常に乾燥した天候条件によって食い止められた。8月と9月の初めに雨が全く降らなかったことは、ブドウの実の成熟と凝縮性に恩恵をもたらした。ブドウの収穫の初めに降った弱い雨は、夢のようなこのヴィンテージを台無しにすることはできなかった。(9月25日の収穫)