1984

グラン・ヴァン・デュ・シャトー・マルゴー

1984
アッサンブラージュに占めるメルロの割合は非常に低く、同時にカベルネ・ソーヴィニヨンは熟度を進めるのに大変な苦労をし、結果、最初の段階からこわばりのある、後味にも硬さがある仕上がりでした。幸い、瓶内熟成によってタンニンが和らいでいきました。今日ではより柔和な味わいで、香りも素晴らしい仕上がりです。このヴィンテージにしては成功作ですし、今が熟成のピークです。(2018年10月)

Margaux

気象条件

開花の間の寒く雨の多い天気が、メルローとカベルネ・フランの歴史的な花振いを引き起こした。夏はむしろ暑く晴れたが9月の激しい雨がブドウの成熟を妨げた。幸いブドウの収穫は太陽の下で行われ、このことによりこの難しいヴィンテージにあって充分に成熟したブドウの実を収穫することができた。(10月1日の収穫)