1949

グラン・ヴァン・デュ・シャトー・マルゴー

1949
1949年はシャトー・マルゴーの歴代最上レベルの凝縮性を備えたヴィンテージです。これほどタニックで力強いワインとの出逢いは1961年まで待たなければいけません。ワインの色は、驚くほど濃く、非常に深く、今もなお若々しい。香りはふくよかではっきりとしていますが、1953年、1955年、1959年のような、よりクラシカルなその他偉大なるヴィンテージと同等のフィネスは認められません。味わいはとにかく力強さが主張しています。タンニンの凝縮は相当で、また、今なおタンニンがワインの固さに影響していることは明らかで、さらにはこの年のワインにしては驚くべき収斂性を感じます。


後味は少々心地よさに欠けますが、全体としては素晴らしい仕上がり。
飲むべきか、保存しておくべきか。我々はこのワインには、品質を向上させるポテンシャルはあると思います。ただ、おそらく少々乾いた味になるでしょう。さあ、恐らく飲んでしまったほうがいいのでは?(2004年7月)

Margaux

気象条件

乾燥し、なにより7月と8月が特に非常に暑かった年。何十人もが亡くなったランド地方のひどい火事の年として、誰の記憶にも残っている。(9月28日の収穫)