Château Margaux

グランヴァンを生み出す男女のチーム

オーナー & 代表

Corinne Mentzelopoulos

古典文学の学士号を取得後、1979年にはパリ政治学院にて学位を取得。コリンヌ・メンツェロプーロスはアヴァス社にてキャリアをスタートさせました。その後、パリに1600店舗の小売店を有するフェリックス・ポタン社の親会社であるプリミステール社にて、経営監視官としての職務に従事しました。
1980年、父上の死後、シャトー・マルゴーの経営を引き継ぐことになります。名高い醸造技術者エミール・ペイノー先生、そしてフィリップ・バレ率いる当時のドメーヌチームに支えられながら、シャトー・マルゴーに飛躍をもたらした父上の功績と信念を受け継いで、シャトーをさらに輝かせる任務に着手します。ワインに関する学歴・経歴は全くなかったものの、すぐさまシャトー・マルゴーのとりこになりました。
コリンヌ・メンツェロプーロスは今日まで30年以上、長期的視野を見失うことなく、常にさらなる高みを目指して、シャトーの運営指揮に取り組んでまいりました。3人の子供を持つ母でもあり、2012年秋には娘のアレクサンドラが、そして2020年の年始には息子のアレクシがシャトー・マルゴーのチームメンバーに加わったことを心より嬉しく思っています。

シャトー・マルゴーCEO(最高経営責任者)

Philippe Bascaules

農業技術士(SupAgro Montpellier:モンペリエ国立高等農学院卒)であるフィリップ・バスコールは、1990年にエステートディレクターとしてシャトー・マルゴーの一員に加わりました。そして、33年間CEOとして活躍し2016年にこの世を去ったポール・ポンタリエのもとで、2011年までこの役職を務め上げました。
その後、フィリップ・バスコールは外国で経験を積み、オーナーのコリーヌ・メンツェロプロスからシャトー・マルゴーCEOに任命されました。
1983年からパリオフィスのCEOであるオリヴィエ・ピノン、CEO補佐のアレクサンドラ・プティ=メンツェロプロスとオレリアン・ヴァランス、ビジネス・ディベロップメント・ディレクターのアレクシ・レヴェン=メンツェロプロス、そしてエステートディレクターのセバスチャン・ヴェルニュに支えられながら、フィリップ・バスコールはシャトー・マルゴーの未来を想定し、采配を振っています。

パリオフィスCEO

Olivier Pinon

IPAG卒。オリヴィエ・ピノンは、1983年にシャトー・マルゴーに加わりました。数年間、配当および経営監査官を務め、パリ事務所にて営業・財務・経営管理の職務をこなしながら、ポール・ポンタリエと共に所有地全体の経営を行うようになりました。

現在もパリとマルゴーとの間で、フィリップ・バスコールの右腕として彼の経験と所有地に関する知識を活かした、ドメーヌにとって適切な経営を請け負っています。

CEO補佐

Aurélien Valance

オレリアン・ヴァランスは、10年近くもの間、ドメーヌの営業部門ディレクターを務め、2016年にシャトー・マルゴーのCEO補佐に就任しました。ボルドーの高級ワインに、より関心を持ち始めている国々や従来の市場での、シャトー・マルゴーのワインのマーケティングをマネジメントするために世界中を行き来するという要職に就いています。オレリアンは、パリのHEC経営大学院に在学中の2001年に、研修生としてシャトー・マルゴーでそのキャリアをスタート。マネジメントの学位を取得後、ニューヨークのワイン輸入会社設立に参加しました。しかしドメーヌへの愛着が強かったため、オレリアン・ヴァランスは2006年に再びシャトー・マルゴーのチームのメンバーに加わります。ワインの世界に情熱を捧げる彼は、2017年にブラインドテイスティングのフランス選手権で勝利を勝ち取っています。

CEO 補佐

Alexandra Petit-Mentzelopoulos

NY生まれ、コリーヌ・メンツェロプロスの娘。

アレクサンドラ・プティ=メンツェロプロスは、2008年にパリ経営学院(EDHECGIグループ)で学士号を、さらに2年後にはロンドンのサザビーズ・インスティテュート・オブ・アートで「ファインアート・装飾美術」の修士号を取得しました。

そして2012年にシャトー・マルゴーのメンバーに加わり、英国におけるシャトーのアンバサダーとして、サードワインの初ヴィンテージである『マルゴー・デュ・シャトー・マルゴー2009年』を紹介しています。

2016年にCEO補佐に就任。アレクサンドラは、何世紀にも渡り高級ワイン国際商取引の中心であるロンドンを拠点に活躍しています。

ビジネス・ディベロップメント・ディレクター

Alexis Leven-Mentzelopoulos

2020年の幕開けまもなく、シャトー・マルゴーはアレクシ・レヴェン=メンツェロプーロスをビジネス・ディベロップメント・ディレクターとして迎えました。アレクシはコリンヌ・メンツェロプーロスの息子にあたります。
パリ・アメリカン大学(AUP)にてコミュニケーション学の学士課程を修め、その後ボルドー国立高等農業科学学校(Bordeaux Sciences Agro / BSA)の修士課程にてワイナリーマネジメントを学びました。
姉のアレクサンドラは2012年からすでに組織の中核で活躍しています。
アレクシは今後、パリ事務所とボルドーを往き来しながら、シャトー・マルゴーの事業全般を管理・遂行する一翼を担います。
また、フランス国内外においてシャトー・マルゴーをより良く知っていただくための広報活動に率先して取り組んでまいります。

エステートディレクター

Sébastien Vergne

セバスチャン・ヴェルニュは、2007年にボルドー大学で科学分野の博士号を取得し、農産物加工業の大企業で研究開発に携わりました。

しかし自身が農家出身であるため、より大地と密着した仕事に戻りたいという気持ちに駆られました。そこでモンペリエの農学院に入学し、ブドウ畑とワインの修士号と醸造家の国家資格を2013年に取得。

南仏とサンテミリオンでプロとしての経験を経て、セバスチャンは2014年6月にシャトー・マルゴーの技術責任者に就任しました。2016年には、エステートディレクターに任命されています。

CFO(最高財務責任者)

Noëlle Rolland

ESIGで財務・経営を学んだ後、ノエル・ロランは、2001年にシャトー・マルゴー パリ事務所の経営監査官としてチームに加わりました。それ以来、オリビエ・ピノンの傍らでドメーヌの財務と経営管理に積極的に参加しています。

ノエルは2013年に財務責任者に、そして2016年には最高財務責任者に任命されました。

外部関係担当責任者

Johana Loubet

ジョアナ・ルベは、ボルドー大学で外国語と文明の修士号を取得後、2002年にシャトー・マルゴーに加わりました。2016年のポール・ポンタリエの逝去まで、彼の個人秘書を務めた彼女は現在、外部との交流を担当しています。とりわけジャーナリストやフォトグラファーらの訪問や、海外でのテイスティングの企画をオーガナイズしています。後者は、ボルドー高級ワインの世界需要の増加と並行して大きく成長しています。

営業・開発責任者

Thomas Burke

トーマス・バークは、権威あるコート・オブ・マスター・ソムリエの有資格者です。約10年間、アメリカ各地の数々の有名レストランでソムリエとして活躍後、ネバダ州の商社で7年間、教育担当責任者を務めました。その後2015年6月にアメリカのアンバサダーとしてシャトー・マルゴーのチームに仲間入りしています。

2017年、彼はシャトー・マルゴーの営業・開発責任者に任命。CEO補佐のオレリアン・ヴァランスの傍らで、貿易と世界中の主要顧客との営業開発を行っています。

トーマスは、職務のためにフランスとアメリカを定期的に行き来しています。

中国マーケット開発責任者

Victor Zeng

ヴィクトール・ズォン

フランス文学およびジャーナリズムを学んだ後、ヴィクトール・ズォンは中国の大手インポーターに就職し、キャリアをスタートさせます。

中国マーケットに精通しているだけでなく、 WSETをはじめとする数多くのワイン講習会で講師として活躍する中で、ワインに寄せる自らの熱い思いを多くの人々に伝えてきました。

2022年10月、シャトー・マルゴーの中国マーケット開発責任者に就任。中国・成都市を拠点として、ヴィクトール・ズォンは私共が同国のワイン市場に関する理解をさらに深め、現地の業界関係者たちとより一層密接な関係を構築するためのサポート役に回ります。以上の業務を遂行するため、今後は中国各地へと足を運ぶ予定です。

スタッフ

ブドウ畑と庭園

スタッフたちの仕草はテロワールの一部です。一年中、彼らは季節に対応しながら、ブドウの株を剪定し、支柱に結び、固定、保護しています。2005年より、栽培責任者・ジュリアン・ボワトーが、ブドウ栽培者、トラクター運転手などブドウ栽培にかかわる人々を先導しています。同時に庭師チーフであるベルトラン・カステの熟練した指導監督の下、庭園のメンテナンスも管理しています。

トリビュート

Paul Pontallier †

1983年、シャトー・マルゴーに着任。1990年にはCEOに抜擢されたポール・ポンタリエは、7か月に及ぶ果敢な闘病生活の末、2016年3月27日に59歳でこの世を去りました。

「この早すぎる死は、シャトー・マルゴー関係者全員の心にぽっかりと大きな穴を開けてしまいました。私共は33年間もの間、彼と共に仕事ができたことが本当に貴重なものであったと実感し、シャトー・マルゴーに決定的な足跡を残した人物の一人として、これからも我々の長い歴史に残るであろうと感じています。

彼の永遠の旅立ちは、ワイン業界の多くの人々をも悲観にくれさせ、数えきれないほどの哀悼の意をいただきました。とても慎み深く、賢明で、カリスマ性があり、シャトー・マルゴーへの忠誠さに則ったポール・ポンタリエの実力は、すでに正真正銘の伝説を作り上げました。18世紀のベルロンのように、彼が残した業績に値する尊敬すべき存在、そして卓越した絶え間ない研究を続けるべきだと喚起させる存在であり続けるでしょう。」

コリーヌ・メンツェロプロス