アレクシ・レヴェン=メンツェロプーロスは、パリ・アメリカン大学(AUP)にてコミュニケーション学の学士課程を修め、その後、ボルドー国立高等農業科学学校(Bordeaux Sciences Agro/BSA)の修士課程にてワイナリーマネジメントを学びました。2020年頭にエグゼクティブ・アシスタントとして家業であるシャトー・マルゴーのチームに加わり、のちに総支配人補佐のポストに就任。ビジネス戦略ディべロップメントを担当します。2023年末、シャトー最高経営責任者(CEO)に任命され、祖父アンドレ、母コリンヌに続くメンツェロプーロス家3代目として、シャトー・マルゴーの運営指揮を執っています。
アレクサンドラ・プティ=メンツェロプーロスは、2008年にパリ経営学院(EDHECグループ)で学士を修め、さらに2年後にはロンドンのサザビーズ・インスティチュート・オブ・アートで「ファインアート・装飾美術」の修士号を取得しました。2012年、シャトー・マルゴーのアンバサダーとしてシャトー運営に加わり、サードワイン「マルゴー・ド・シャトー・マルゴー」(初ヴィンテージは2009年)の世界的なローンチにも携わりました。2016年には総支配人補佐のポストに就任し、広報イメージ戦略を担当します。数世紀にわたって高級ワイン取引の中心地であり続けるロンドンを拠点に14年間、数多くの経験を積み、現在はパリに活躍の場を移しています。2023年末、シャトー・マルゴーのホールティング監査役会会長に就任。弟アレクシとともに、シャトー・マルゴーの運営に精力的に取り組んでいます。
フィリップ・バスコールはモンペリエ国立高等農学院(Sup Agro Montpellier)にて農学エンジニアとして学を修め、1990年、エステート・ディレクターとして初めてシャトー・マルゴーのチームに加わります。それ以降2011年まで、ポール・ポンタリエの片腕として同ポストの業務を遂行します。ポール・ポンタリエは33年という長きにわたってシャトー総支配人を務め、2016年、惜しまれつつこの世を去りました。その後、フィリップ・バスコールは活躍の場を海外へと移し、そして2017年、コリンヌ・メンツェロプーロスからシャトー・マルゴー総支配人に任命されました。総支配人補佐にオレリアン・ヴァランス、エステート・ディレクターにセバスティアン・ヴェルニュ、そして事務総長にノエル・ロラン… 敏腕スタッフらとの強固なチーム力を武器に、シャトー・マルゴーの確かな未来の構築に傾注しています。
オレリアン・ヴァランスは、10年近くもの間、ドメーヌの営業部門ディレクターを務め、2016年にシャトー・マルゴーのCEO補佐に就任しました。ボルドーの高級ワインに、より関心を持ち始めている国々や従来の市場での、シャトー・マルゴーのワインのマーケティングをマネジメントするために世界中を行き来するという要職に就いています。オレリアンは、パリのHEC経営大学院に在学中の2001年に、研修生としてシャトー・マルゴーでそのキャリアをスタート。マネジメントの学位を取得後、ニューヨークのワイン輸入会社設立に参加しました。しかしドメーヌへの愛着が強かったため、オレリアン・ヴァランスは2006年に再びシャトー・マルゴーのチームのメンバーに加わります。ワインの世界に情熱を捧げる彼は、2017年にブラインドテイスティングのフランス選手権で勝利を勝ち取っています。
ノエル・ロランはESIGで財務・経営学を学んだのち、2001年にパリ事務所の経営監査スタッフとしてシャトー・マルゴーのチームに加わりました。以後、オリヴィエ・ピノンの片腕としてシャトーの財務及び経営管理を任されてきました。
2013年には財務責任者のポストに就き、2016年には財務部長に任命されました。2023年、オリヴィエ・ピノンの引退に伴い、事務総長に就任しています。
セバスチャン・ヴェルニュは、2007年にボルドー大学で科学分野の博士号を取得し、農産物加工業の大企業で研究開発に携わりました。
しかし自身が農家出身であるため、より大地と密着した仕事に戻りたいという気持ちに駆られました。そこでモンペリエの農学院に入学し、ブドウ畑とワインの修士号と醸造家の国家資格を2013年に取得。
南仏とサンテミリオンでプロとしての経験を経て、セバスチャンは2014年6月にシャトー・マルゴーの技術責任者に就任しました。2016年には、エステートディレクターに任命されています。
2009年、アンドレア・フォレゾン(Andréa Foraison)はパリISEGで国際コミュニケーションおよびマネジメントの修士号を取得しました。彼女は広報代理店でキャリアをスタートさせ、パリにある複数の代理店でPRスペシャリスト、その後アカウントディレクターとして活躍しました。その後、高級品およびスピリッツ業界の著名ブランドにおけるグローバルなコミュニケーションおよびブランドイメージ戦略を担当し、その国際的な影響力と存在感を高めました。
360°のコミュニケーション戦略(PR、ソーシャルメディア、ペイドメディア、イベント、パートナーシップ)を専門とする彼女は、革新的なブランドコンテンツの作成や高級イベントの企画に優れています。現在、アンドレアはその専門知識をシャトー・マルゴー(Château Margaux)に活かし、ドメーヌの国際的な認知度と影響力の向上に尽力しています。
ジョアナ・ルーべはボルドー大学で外国語と文明の修士号を取得後、2002年にシャトー・マルゴーのチームに加わりました。2016年にポール・ポンタリエが亡くなるまで同氏の秘書を務め、現在は外部PR事業を管理しています。ジャーナリストやカメラマンの受け入れ対応や、世界各地におけるテイスティングイベントの企画運営も彼女の担当です。高級ボルドーワインの需要が高まるにつれ、イベント数も近年大きく増加しています。
トーマス・バークは、権威あるコート・オブ・マスター・ソムリエの有資格者です。約10年間、アメリカ各地の数々の有名レストランでソムリエとして活躍後、ネバダ州の商社で7年間、教育担当責任者を務めました。その後2015年6月にアメリカのアンバサダーとしてシャトー・マルゴーのチームに仲間入りしています。
2017年、彼はシャトー・マルゴーの営業・開発責任者に任命。CEO補佐のオレリアン・ヴァランスの傍らで、貿易と世界中の主要顧客との営業開発を行っています。
トーマスは、職務のためにフランスとアメリカを定期的に行き来しています。
オレリー・デュトルーはエンジニアの資格を取得後、数年にわたって大手建設会社に勤務しました。しかし、環境保全の重要性を強く認識し、キャリア転向を決意。持続可能性を意識した事業推進をサポートする職業研修を受講しました。2020年にミッション・マネージャーとしてシャトー・マルゴーのチームに加わり、その後サステナブル事業部責任者のポストに就きました。経営陣とともにCSR戦略を構築・推進しています。シャトー事業を展開する上で生じる環境負荷への理解向上とその数値化、そして低減を目指し、CFP(カーボンフットプリント)の算定サポートも彼女の役割です。
ヴィクトール・ズォン
フランス文学およびジャーナリズムを学んだ後、ヴィクトール・ズォンは中国の大手インポーターに就職し、キャリアをスタートさせます。
中国マーケットに精通しているだけでなく、 WSETをはじめとする数多くのワイン講習会で講師として活躍する中で、ワインに寄せる自らの熱い思いを多くの人々に伝えてきました。
2022年10月、シャトー・マルゴーの中国マーケット開発責任者に就任。中国・成都市を拠点として、ヴィクトール・ズォンは私共が同国のワイン市場に関する理解をさらに深め、現地の業界関係者たちとより一層密接な関係を構築するためのサポート役に回ります。以上の業務を遂行するため、今後は中国各地へと足を運ぶ予定です。
v.zeng@chateau-margaux.com
ベルトランは庭園管理チーム主任です。セルジュとヤニック、スタッフ2名をふくむ同チームの造園に関する確かな技術と知識、そして情熱は、シャトー・マルゴーの庭園整備に日々いかされています。季節ごと、入念に繰り返されるメンテナンス作業。敷地のいたるところに花が植え込まれ、いつの季節もシャトー・マルゴーの名声にふさわしい、美しい景観が保たれています。